- 山原香央理
歩道

この歩道にいつも気持ちを奪われます。
夕方、雪が積もり始めると、電灯のオレンジの灯りと、真っ白な雪が、緩やかに歩道を埋め尽くして行くような、そんな気配。
この先に、JRの走る線路と歩道のトンネルとが交差していて、そのトンネルを歩く時、いつも何故か嬉しい気持ちになるんです。
今日は特に雪でしたので、しんしんと降り積もる雪に、とてもロマンチックな気持ちを託すような、そんな気持ちでトンネルを歩きました。

トンネルを抜けると、今日はまさに小説の有名な一節のように雪国でしたが。
キラキラ輝く雪が、なんだか励ましてくれるようにさえ、思いました。
滅多にない光景に、思わず写真に残しておきたいという気持ちがはしりました。
9回の閲覧0件のコメント