- 山原香央理
クリスマス会

先日、大人の生徒さんとクリスマス会をいたしました。
このお仕事をはじめさせていただいてから一度も言わなかったんですが、実はこの日の前から怪我をしたり、体調がすぐれなくて、初めて「無しにしてもらえませんか」って言ったんです。
多分、今年の12月は、今までにない特別に気持ちが落ち着いていたのに、行事としてはいささか自分としてははかどっていない事が多くて、その延長線上にそう申し上げてしまったのかもしれません。
しかし、彼女は、どうしてもお会いしたいとおっしゃってくださいました。
私の今までを思い返しても、自分から会いに行くようにすることはあっても、どうしても会いたいと言ってくださる方は、それも、今回のように言ってくださった経験は初めてでした。
たぶん、去年コンサートをさせていただけた辺りから、自分の中で、自然体で相手と接しさせていただけるように何かが変化したと思います。
あまり傷つかなくなりました。
今まで、何にこだわっていたのか、自分の中の自分とのわだかまりに、さよなら出来たような気がしています。
人生の中で、ソロ的なコンサートをするとは夢にも思っていなかったし、今でもあまりそこに執着していませんが、コンサートをさせていただくことで、曲と出会い、曲をクリエイトする作業をすることで、本番当日お客様の前でそれを披露する。その経過の中に、実はとてつもなく重要なものが含まれていることも、本番を終えてしばらく経つと実感いたします。
彼女のお話の中で、感じたことを、次回の何かへ(演奏へ。コンサートへ。)繋いでいければ、また新しいものが見えるのかな。
そんな事を感じるクリスマス会でした。
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